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『陥人=どぽんど=』感想文
9月5日夕方、私のパソコンには1通のメールが届いていた。
メールの内容はネルケプランニングさんからの『陥人=どぽんど=』ペアチケット当選のお知らせ。チケットは既に購入済みだが「1公演多くしかもタダで見れるなんておいしい事はない!」と思い私はこのチケットプレゼントに応募していたのである。まさか当選するとは思ってなかったので、浮かれ・喜び勇み、当選確定へ繋がるメールを即返信しようと試みた。

マウスをワンクリック、メール送信。
しかしそこにはいつもの乾いた音は無かった。


どぼん。

今思えばそれが全てのはじまりだった…

++++++++++++++++++++++++++++++++

なんだかかっこいい事書いちゃってますけども。
遅ればせながら、僭越ながらですが『陥人=どぽんど=』の感想文を書かせていただきます。「11月にイナダ組行くからお金貯めるし、モリ舞台は1回しか行かない!」と豪語していた私ですが結局劇場に足を運ぶ事3回…まさかこんな事になるとは思ってもいませんでした!(苦笑)

とにかく、『陥人=どぽんど=』にまんまと嵌められた個人的感想をどうぞ。
(※ネタバレしていますので、注意してください)


この舞台を一言で表すならまずは、『森崎博之をフルコースで味わえます!』という言葉がぴったりかと思います。週末に舞台を観に来る人達にmixiで感想を伝える為に書いた言葉がこれでした…いや〜!本当に森崎さんに関しては豪華ディナーフルコースだったのです!
あと頭に浮かんだ言葉は『LOVERよりときめいた!』とか。(笑)

一番最初(7日/夜公演)観た時、もう衝撃的だったんですよ!
キャストが音楽と共にだんだんバルコニーに登場して、森崎さんの姿を見つけて「あ、モリいた!」って認識した瞬間から本当に衝撃的だったのです。自分の中ではあの"舞台に立っているのは森崎さん"って認識は出来ているけれど「あれは誰だ!?本当に森崎さんなんだよね?」っていうおかしな疑問が…と言うかなんていうか。『不思議』とか『見慣れない』という次元じゃなくてとにかく圧倒されてしまいまして。口半開きで"ぽか〜ん…"状態で観ちゃってていました。(ヨダレそのまま垂らしそうな勢いで;)だから物語に入り込めたのは物語の中盤からくらいで…その時は別にあと1回観れるからいいと思ってたのですが。

次の日、会社行って仕事をしている最中も頭の中は舞台の事ばかり。

午後の仕事に入った頃には「あと1回、日曜日の昼公演が見れる…でもでも!あと1回しか観れない!」と葛藤する自分が出てきてしまいました。こうなっちゃうと本当に仕事に勢が出ない駄目っ子会社員な私…そのうち頭の中にこんな囁きが聞えました。

いいじゃん、陥人になっちゃえば。
とことん物語の様に陥ればいいじゃん、その方が楽しいし…


その後即、ネルケさんにチケット電話予約、9日夜公演のチケットを確保。(笑)

この舞台がはじまる前に言われていたのが『NACS10年分の台詞がある!』という言葉でしたが、正直10年分どころでは無かったです。10年分以上のモノを魅せつけられました。NACSの舞台は何回か観ている、イナダ組の舞台も(映像だけど)何度か観ている、でも『役者:森崎博之』をガツンとこんなにも感じたのは今回が正直初めてでした。それは台詞の多さの問題じゃなくて…あ!森崎さんってこんな役者だったんだ!と。(失礼だな;)

今回、森崎さんが演じたのは『ヴェニスの商人』に登場する商人:アントーニオで…『陥人=どぽんど=』自体その物語のクライマックスから始まるのです。仲間に助けられシャイロックの企みから逃れたアントーニオ、そこでダンカンは(原作では公爵)にシャイロックへの判決をアントーニオに委ねます。そして「私は全てを許しましょう!」とアントーニオは叫び、シャイロックを許すのです。アントーニオって、普通の商人さんで無利子で身分問わずお金を貸してあげるという優しいいわば"善人タイプ"の人間なんですよね。

しかし…「許しましょう!」と叫ぶ前の一瞬、見てしまったのです。

絶望の淵に立たされたシャイロックを見る目、その目はとても冷たい物でした。そして彼は口角をゆっくり上げ含み笑いをするのです。その後、アントーニオはシャイロックの復讐に巻き込まれ(色々な意味で)堕ちていくのでそれが彼の中の"スイッチ"だったのかもしれないと思うのですが…氷のような一瞬の表情に背筋がゾクッとくるものがありました。
森崎さんが演じる役なのに黒い!でもそういうの大好き!!(危険な触ると怪我しそうな男)

あのですね、めっちゃ悪いですよ〜!アントーニオ。(キッパリ)
微笑んだりしませんよ!人殴りますよ、蹴りますよ、笑っても悪者高笑いですよ!

物語はシェイクスピアの作品を判らなくても楽しめるものでした。
『善と悪』がはっきりしているのでヒーローショー的感覚もあってドキドキハラハラしつつニヤニヤしつつ見ておりました。それぞれのキャラもたっているのでそれぞれの登場人物に親しみも持てて…時に現代的設定な笑いも入ってくるのですが物語自体が判りやすく敷居を低くして作ってあるから全然違和感が無くって。
「徐々に…徐々に…」と言っている後ろで「ゴゴゴゴゴゴ…」っていうキャリバンは反則です、最終的にはジョジョポーズしてるし。あとガンダムネタとかね。(笑)

あとは個人的なのですが、2ヶ所泣きそうになるヤバい場面がありました。

1つは、妻を殺そうとするオセローを止める為アントーニオが海に飛び込むシーン。元々各キャストの衣装を見ていて思ったのですが、ターンをした時のシルエットがみんな綺麗なデザインになっているんですよ。特にダンカンの衣装、見事に裾がまぁるく広がるんです。波も布で表現されて波に揉まれもがきながらも進むアントーニオの姿(ダンカン衣装)が照明と布の動きと人間の動きが全部組み合わさって綺麗で…見とれてしまいました。決してそういう見とれるシーンじゃないんですけどね。でもとにかく美しかった。(笑)

2つめは、クライマックス…アントーニオとイアーゴーの結末。も〜本当に一番可愛そうなのはイアーゴー…だなぁ、っていう。兄貴(アントーニオ)を慕えば慕うほど切なくて。個人的に"子弟モノ"に弱い自分がいるのであれなんですけど…っていうかイアーゴーの台詞を思い返してみるとアントーニオに裏切られたのはあれが初めてじゃない気がする。多分過去にも一度裏切られているんじゃないか、と。だから彼は久々の再会の時に「本当のイアーゴーは今頃暖かい暖炉の前にいるのさ」なんて言ってたんだなぁ…って。(あ、もうここらへんは妄想ですよー!)

後はね、デズデモーナとオセローのやりとりとかがツボでツボで。
「おれ、あれがいい!マニアックって呼ばれてもいい!」(名言)とかね〜…個人的にキャシオーの自由演技も好きでした。9日なんて清閑剤の他にエアサロンパス持ってきてたもんね!本当にあれは自由演技だ…でもあれはアリなんだよね、あの世界では。
…っつーかモリとデカブルーが一緒の舞台に立ってる!ってだけでウレチイ。(笑)

そしてこの頃ゆったりとした舞台ばかりを観ていたのでクライマックスに向けて畳み掛けるようなスピード感のある舞台はみていてゾクゾクして気持ちよかったです。やっぱりこういう物語の方が自分の体に合っているみたい。

危険な黒モリ、とにかく普段どおり叫びツッコミのモリ、優しいモリ、怯えるモリ、踊るモリ、歌うモリ、眼鏡男子なモリ…とにかく森崎さんフルコース!!

…そんなたくさんの顔の役者:森崎博之さんが見れて幸せでした。

今でも目を閉じると舞台の場面が目の裏に思い出されます。
舞台上の森崎さんはものすごくキラキラしてましたよ!素敵過ぎました。

本当に公演日が短かったので是非映像化しないかなぁ…と切実に思うのです。今回劇場に足を運べなかった皆さんに是非見て頂きたい舞台でした!!!

…まとまっているかなぁ、この文章;;
書きたい事全ては上手く書けてないってウワサですね;…っていうか居酒屋かなんかでみんなで酒呑みながら話したい!って本気で思います。

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行って来ました陥人 ―どぽんど― タダだから、どーせイイ席ではナイだろーなとは思ってたけど、予想通り。 でも、いっちばん後ろの列だったけど、 会場自体が狭いから最後列でも役者さんの表情がちゃんとよく見えました。 ジャニーズ御用達ってバカにしてたけど
シェイクスピアだらけ。(ネタバレ注意!!) | 降っても晴れても。 ―Come rain or come shine― | 2006/09/13 20:14
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